体育祭の練習に
生傷は付き物だ






転んで出来てしまった膝の傷口から
真赤な血を流す
女の子を見て




「痛々しい」「可哀そう」




そう思う気持ちとは
裏腹に






どことなく
 艶めかしくて





その人自身が持っている
妖艶さを




その傷痕に投影し





ちょっとだけ羨ましいような
そんな気持ちになりました








 

それは何だったのかというと





ほんの 一瞬でも 
誰かに 自分のみに対して

 



 
「大切に扱われたい」
「優しくされたい」
「尊いものでありたい」






そう願う
女子ならではの感情であり




 


体操着の下に隠された
純粋な乙女心の





 

切実な祈りから来る
もののようだった気がします




🐇

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